M0262●明治和本●葬忌彼岸会説須弥山一目鏡天眼氷釈佐田介石慶応葬祭

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葬忌彼岸会説［葬忌彼岸説］・須弥山一目鏡［天眼氷釈］【判型】半紙本1冊。縦230粍。【作者】拾穂道人（佐田介石）作（明治39年の活版本は「佐田介石述」とする）。【年代等】慶応3年7月、霞谷山人序・刊。作者蔵板。【備考】分類「仏教」。『葬忌彼岸会説・須弥山一目鏡』は、前半に「葬忌彼岸会説」、後半に「須弥山一目鏡（一名［天眼氷釈」）」を収録した仏書。前者は葬祭における年忌や命日、火葬や彼岸などについて問答形式で述べたもので、「出年忌証」「論年忌数」「年忌何為」「年忌何益」「忌日名義」「命日名義」「精進日事」「正月（ショウツキ）之事」「火葬之事」「彼岸之事」の10項を記す。また後者は、須弥山や地獄を見通す眼力を得るための「三量知（現量知・比量知・非量知）」や、「五神通」「五眼（肉眼・天眼・法眼・慧眼・仏眼）」等を問答形式で諭したもの。本文中に見出しはないが巻頭目次（標目）によれば、一「明知事不必限現見之理」、二「明総有五眼」、三「明肉眼有八種」、四「証目前現有天眼」、五「明有二種天眼」、六「詳可得天眼修行之法」、七「詳肉眼化天眼之理」、八「明由修行別天眼有勝劣」、九「釈天眼名」、十「論天眼人各所固有而非可怪」の10項を記す。なお、欄外余白部に数カ所、木版刷りの紙片で説明を補うが、後印本では本文と一体の版木印刷に変わった箇所がある。 ★原装・題簽付・状態良好。記名・蔵書印あり。【参考価格（出品時の相場）：日本の古本屋で、5,000円～7,700円】。

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